足のむくみは病気が原因かも

むくみと侮ることなかれ!こんな時は病気が原因の可能性も!視野に入れておこう!

むくみが体内の水分代謝の不全によって起きることは、その症状をみて、素人目にも何となくわかりますよね。
特に足などの下肢のむくみについては、重力や筋肉量が関係して、老廃物を抱えた血液がなかなか心臓の方へ戻りにくい、というのもイメージしやすいと思います。

しかし、短時間で治るむくみやマッサージ等で改善するものではなく、むくんだことによって痛みや熱っぽさがある場合、また足のむくみだけにおさまらない症状が見られる場合は、放っておかず、早めに医師に相談してくださいね。

では、むくみがサインとなる病気にはどんなものがあるのでしょうか。
原因として、代表的かつ比較的誰にでも起こりやすい病気を以下に挙げてみました。

■ 下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)

読んで字のごとく、足に静脈瘤ができてしまう病気です。

そもそも血液は、心臓がポンプとなり、動脈を通って酸素を含んだ新鮮なものが全身に行き渡ります。
そして静脈が老廃物を含んだ血液を心臓へと運ぶのですが、戻りの路線ももちろん、動力になっているのは心臓です。
下肢は心臓から遠いため、他の器官に比べ血液をスムーズに心臓へと戻すことが困難です。

そのため、太ももやふくらはぎが心臓に代わり、下肢から上半身へと血液を押し上げるポンプの役を補助しています。
ということは、この太ももやふくらはぎの筋肉がうまく機能しないと、下半身の血液はうまく心臓へ戻れないのです。

しかも静脈には、老廃物を抱えた血液が逆流しないようにする弁がついているのですが、下肢から上半身へとなかなか血液が戻らない場合、この弁が壊れて血液が下肢に溜まったままになるのです。

この状態が長く続くと、典型的な下肢の症状として慢性的なむくみ、だるさ、鈍痛、熱っぽさ、かゆみ、足がつるなどが出てきます。
見た目にも、静脈がボコボコ浮き出てくるので、特に女性にはツライですよね。

下肢静脈瘤そのものは命に関わる病ではありませんが、放置し続け重症化すると、血管から血液が染みだし、皮膚が黒ずんで硬くなったり、湿疹ができてかゆみが強くなったりします。
また、更に放置し進行してしまうと、潰瘍になることまであります。

むくみが長く続いて足に違和感を感じたら、早めに医師に相談してくださいね。

■ 心不全(しんふぜん)

こちらは、血流の大元になる心臓の機能がうまく働いていない、という病気です。

心臓がしっかりとポンプの役割をしてくれなければ、血液はスムーズに体内を循環できません。
よって、戻りの静脈路線も当然働きにくくなり、心臓から遠い足が慢性的にむくんでくるのです。

この病気では、むくみの他にも、階段を上るとしばらく息切れや動悸がする、などの症状もみられるため、心当たりがあれば、速やかに診察を受けてくださいね。
心不全の原因となる、動脈硬化や狭心症、心筋梗塞を見つけるきっかけになることもあります。

大事に繋がる前に、医師による正確な診断が最も重要です。

■ 腎臓・肝臓の機能障害

ここ最近、足のむくみとの関係で注目されているタンパク質に「アルブミン」というものがあります。

血液中に含まれるタンパク質の1種で、栄養素の運搬や血液の浸透圧調整をする役割をもっています。
この「浸透圧の調整」とは、血液の濃さを調節するために、血管から水分を出したり入れたりすることです。

アルブミンの量が低下すると、この調節機能も低下し、余剰水分を血液に戻すことができなくなってしまいます。
そのため、むくみが発生してしまうのです。

アルブミンは食物から摂取できるタンパク質で肝臓において生成され、腎臓でろ過されます。
よって、アルブミンの量に異常がみられるということは、肝臓、もしくは腎臓の機能に何か障害があるのでは、という可能性がでてくるのです。

足のむくみが慢性的になっている、しかし下肢静脈瘤という様子でもなさそうだという場合は、原因を突き止めるため、病院でアルブミン検査を受け、肝臓及び腎臓の機能をチェックしてください。

また、肝臓に何らかの異常がある場合は、足だけでなく全身にむくみが生じることも少なくありません。
腎臓の機能低下では、足の他に顔、特にまぶたのむくみが生じることが多いようです。

肝臓は「沈黙の臓器」と言われるほど、症状が進まないとその異常が痛みなどになって表面化しません。
むくみが慢性的な人は定期的に肝機能のチェックを受けることをおすすめします。

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